川沿いの家竣工 2.(外観、玄関)

夏以来、久しぶりに訪れたが、すっかり秋の景色になっていた。 対岸の緑も落葉し、遠景の山並みが澄んだ空に鮮やかに映っていた。 ひと夏を越し、建物の木肌もだいぶ落ち着いてきたようだ。 改めて建物を紹介しよう。                    <建物外観> まずは、施主の要望を挙げてみる。 玄関に土間空間を取りた…
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川沿いの家竣工 1.

途中震災を挟んだ工事となったが、この7月に無事竣工した。 施主のご理解もあって暫く内覧会に借り受け、多くの方に見て頂く機会を得た。 この間、訪れた人には賛辞も頂き、何より施主に喜んでもらえたことが嬉しい。 先日、竣工写真を撮ってきたので、改めてここに紹介したい。                   <川沿いの家外観> …
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石巻の仕事 3.

月2、3回の割りで石巻に通っている。 仙石線の復旧が覚束ないため、仙台からバスで行く。 一時期の復興車両は少なくなったものの、夕方は仙台に戻る混雑が凄い。 帰宅渋滞に時間が読めず、まま仙台で乗り継ぎに呆然とさせられる。                <新庭の池から流れあたり> 遅々とした進捗ながらも、少しずつ形にな…
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府中I邸 内覧会のご案内

7月に一度こちらで紹介しました東京都府中市の府中I邸です。 現在いよいよ大工仕事の追い込みで、総勢6名の大工さんが気を吐いています。 左官も昨日から入り、10日の足場解体に向けて、外回りの塗り仕上げに取り掛かりました。 また詳しく紹介しますが、屋根の鬼瓦には三州の鬼師、梶川亮治作の狛犬、恵比寿さまが載り、角のような鳥休めには家…
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料亭嵯峨野 竣工によせて

竣工して3ヶ月半が過ぎたが、多くの支持を得て好調な滑り出しと聞く。 携わってきた人間として、これほど嬉しいことはない。 来る人ごとに熱心に見られていくそうだが、何とも面映ゆく落ち着かない。 仕事には人柄が表れるというが、我ながら怖いことでもある。                <中庭から椅子席を見る> 何より工事に…
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料亭の建築 15 大広間

住吉神社が近いこともあって、結納や結婚式を承ることも多いという。 先代の建物にも大広間があって、すでに多勢の利用に応えていた。 大座敷は殊に給仕の動線を満足させないと、もてなしが成り立たない。 今回の計画も、大広間の配置が計画の要となった。                  <大広間 床を見る> 間口4間、奥行き8…
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料亭の建築 14 広間(高雄、嵯峨)

那珂川に面して嵯峨野の庭が展開する。 以前の石組みの庭とは趣きをかえ、優しく穏やかにと心がけて作った。 塀を設けて対岸の景色を消し、塀下を解放することで川面を際だたせた。 湾に注ぐゆったりした流れだが、波の動きが座敷にいて伝わってくる。                <高雄 座敷から主庭を望む> この庭に面して嵯峨…
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ホームページ更新

残暑厳しき折、皆さま如何お過ごしでしょうか。 盛夏の暑さではないにしろ、このところ汗の噴き出る日が続いています。 さてそのような今日この頃ですが、私どものHP作品紹介(建築)を更新しました。 暮らし十職                  <内宮おかげ参道> こちらは、伊勢市営駐車場からおはらい町へ続く地下道です。 …
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料亭の建築 13 残月の間~四畳半

北側の露地に面して、残月の間と四畳半がある。 茶座敷として、本格的な茶事が行えるよう、水屋も併せ整えている。 広間と小間の取り合わせでもあって、互いを補う関係として両座敷を設けた。 新築以来すでに両三度、茶事が開かれたと聞く。                     <残月の間> 先代が作った以前の建物にも残月写し…
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料亭の建築 12 椅子席~露地

アプローチ脇には椅子席を設けている。 気軽な気持ちで嵯峨野を知って戴きたい、と若女将の思いが発端だった。 建設中の仮店舗が椅子席主体なこともあって、初めての客も多かったという。 日本のもてなしに、今や椅子式は欠かせなくなった。                 <椅子席から北庭を見る> さほど広さはないが、中庭の竹林…
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料亭の建築 11 玄関

これまでの嵯峨野は全館が土間で繋がり、各座敷で靴を脱いでいた。 中庭を囲んで土間廊下が巡っており、関となるものを感じない気楽さがあった。 熟慮の末、このたびは入口に玄関を設け、ここで靴を脱いで上がる形にした。 新生嵯峨野としての、心意気を示そうためでもある。                 <玄関から取次を見る> …
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料亭の建築 10 建物と外観

建物の説明をしよう。 南北に長い敷地で、東側に道路が取り付き、西に那珂川が面している。 客が通る座敷は全て1階に配し、各室から川の眺望が得られるよう、またそれぞれの部屋が庭に面するよう敷地全体を使って纏めた。                 <道路から外観を望む> 主たる広間が2座敷、それに加えて茶の湯を基調とした広…
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料亭の建築 9 陣立と木材

工事は株式会社淺沼組九州支店に決まった。 大手を交えた入札も半数が辞退、福岡といえども大工、材料揃えは難しいと実感した。現場説明会で最も好印象だったのが淺沼組営業山崎輝夫で、これは施主も同意見だった。 決まる背景に人あり、田島支店長の英断に謝意を表したい。              <嵯峨野で使われた赤松たち> 見積…
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料亭の建築 8 プロローグ

福岡の料亭が、今月初め竣工を迎えた。 設計から関わること3年あまり、この間、紆余曲折もあったが、多くの協力を得て思うような形で引き渡しができた。 これまで途中経過を綴ってきたが、完成した姿とともに改めて詳述したい。             <新たになった嵯峨野入口周りを見る> 名を、料亭嵯峨野という。 博多駅からそ…
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川沿いの家見学会

こちらで紹介させていただいている「川沿いの家」が無事完成し、このたび見学会を開くこととなりました。 川沿いの家完成見学会 詳細は大山建工さんのHPで紹介されておりますが、 16日~18日の見学会の中日、17日には前田が現地にて講演をいたします。 時間は①午前11時~と②午後3時~の2回です。 当日はほぼ現地におりますの…
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府中I邸ー1

梅雨明けした途端、刺すような日差しが連日照りつけている。 現場に出るときに比べ、暑さは机に向かう方がつらい。 先ほど、福岡の料亭も無事竣工を迎えた。 ホッとするのも束の間で、帰る早々溜まった仕事に日々追われている。                    <府中I邸 外観> 東京府中市で、いま住宅を建てている。 木…
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石巻の仕事 2.

樹に元気がないな、そう思っていたらやはり塩害だった。 震災当時、少ないところでも3日間、海水に浸かるとこうなるのだと知らされた。 先が赤くなった矢先に葉が落ち、次第に枯れていく。 現場に行くたび、それは広がっていった。                   <背景となる木々> 茶室の背景に添えたカシも全滅で、やむなく…
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第30回三重県建築賞

日が照ると蒸し暑さを感じるようになって参りました。 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 さてこのたび、第30回三重県建築賞に、おかげ横丁西玄関棟が入選しました。 17日が表彰式ですが、築1年の節目に朗報です。                   <西側よりの外観> 外観からは察しられないかも知れませんが、この建物の主…
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料亭の建築 7 村山組の仕事

現場も最後の大詰めに入った。 岩切所長の焦燥をよそに、先が見えてきたせいか出入りの職人には笑顔が伺え、幾分の達成感が現場を包んでいる。 最後の難関が左官で、今日も朝から所長と頭を抱えていた。                <大広間釘隠 変わり梅鉢> 家具、装飾は、岐阜の村山千利に入ってもらった。 やはり村山さんの人…
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料亭の建築 6 造作-2

「これならうまく取れる、大丈夫だ」 中里棟梁の表情に、ほっと安堵の色が広がった。 丸太の長押を書いたのだが、これほど苦労するとは思ってもみなかった。 銘木商を介して入れること4回、どれも思うものと違っていた。         <丸太から長押を取る、九銘協峯社長と中里棟梁> 地元の銘木問屋九銘協の峯社長から、結局はま…
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