10月を掛けた実施設計が完成し、先日図面を納めてきた。
その後、数社による現場説明を行い、見積もり依頼を終えたところである。
設計としてはこれがひとつの区切りで、些か胸をなで下ろしている。
気付けば落葉も終盤を迎え、季節は次第に冬へと移ろってきた。
<正面からの上棟風景>
串本の上…
秋もしだいに深まり、庭のハナミズキも紅葉が始まった。
家にいるときは、私が落ち葉拾いをするのだが、一本の木にこれほどの葉があるのかと驚かされる。
今年もさっそく、外箒を新調してその日に備えた。
<駿河屋 大階段より吹抜全体を望む>
このところ、ひと月ごとに出張と実施設計を繰り返している。
6…
8月をかけた実施設計を月始めに納め、立て続けに各地の現場を巡っている。
図面に向かっていると年々体力の低下を実感するが、これも致し方ない。
気づけば田畑の刈り入れも終わり、ちらほら彼岸花も咲きだした。
<奥から順次、建て方を始める>
伊勢のおはらい町に面した伊賀組紐の建物も、ようやく建て方が…
今日から八月に入ったが、毎日酷暑が続いている。
ようやく出張も峠を越え、今朝から机に向かいだした。
庭木の葉がよく落ちるのは、梅雨明けから急に暑くなったせいか。
蝉の鳴き声も、今年はあまり聞かない。
<茅葺きの全貌>
茅も梅雨入り直前に葺き終わり、引き続き大工が造作に入った。それ…
梅雨の長雨で、各所の現場も仕事が進まない。
それを良いことに、懸案の計画を纏めつつ、出張へと向かう日が続いている。
昨日も名古屋から小田原と打ち合わせを終え、来週からの出張に備えるため、一旦戻って朝から図面を睨んでいる。
<滝口と流れ>
南部の家の庭も、石組みに掛かりだした途端、…
今年は梅雨らしい日が続いて、傘が手放せません。
現場も予定がずれ込んでいますが、いま暫くは我慢の日々です。
蒸し暑い日が続いていますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。
<外観>
このたび、第34回三重県建築賞におかげ横丁北口棟が入選しました。
おかげ横丁は前々回のご遷宮を機…
早くも梅雨に入り、これから鬱陶しい日が始まる。
それでも今年は湿気が少ないようで、今のところは過ごしやすい。
先日まで出張が重なり、これが続くと、夜が寝られないのが辛い。
<ふたつの計画の下書き>
そのような中、懸案のふたつの計画を日曜から缶詰になって纏めた。
これまでの打ち合わせで、…
桜の季節も過ぎ、若葉が一斉に芽吹きだした。
この4月の長雨には悩まされたが、漸く春爛漫の候となった。
田植えも始まり、山々の新緑も色鮮やかに、目を楽しませてくれる。
<妻面の茅を葺く>
茅葺きに掛かりだしたが、この雨続きで仕事が捗らず、職人らも苛立ちが隠せない。今回の茅葺きでは琵琶…
庭のハナミズキが満開になった。
桜と違って、枝につく白い花弁が一斉に開くので、華やかさが際立つ。
我が家となると私も無精で、手入れも構わず放ったらかし。
それでも春ともなると花をつけ、目を楽しませてくれる。
<茅葺きの家のために作った鬼瓦>
先日、久し振りに三州の梶川さんの工房へ寄った。
…
早や桜も三分咲きとなり、今日明日には満開を迎えそうだ。
何となく気ぜわしいこの季節だが、今年は珍しく家で過ごしている。
ここは桜の町で、天然記念物の蒲桜をはじめ、桜の名所には事欠かない。
久々に桜を楽しもうと思っている。
<和室棟から雁行して建物が連なる>
南部の家も仕事が進み、外部の足場が…
冬から春へと移るこのときは、まるで激流のごとく変わる。
土を覆う草も山も、空気の色までが昨日と違い、湿った柔らかさに包まれる。
気付けば、梅に続いて木蓮も咲き出し、桜も幾分つぼみが膨らんだようだ。
<前面道路より外観を望む>
以前紹介した、和歌山の串本に建つ町家が、先日地鎮祭を迎えた。
…
春の雨が続き、少しずつ暖かさが増してきた。
庭のハナミズキも次第に芽がふくらみ、春の近さを予感させる。
先月、実施設計の納品を終え、また彼方此方と飛び回る日が続いている。
<茶畑越しに建物を望む>
茅葺きの家が上棟を迎えた。
先月半ばから始めた建て方も順調な運びで、思った期間の半分で組…
大寒を迎え、庭に霜柱が立つ日が多くなった。
現場への出張を挟みながら、今は実施設計に余念なく取り組んでいる。
3月に埼玉建築士会から講師を頼まれ、何か気の利いた話をと考えるものの、やはり自分のしてきたことしか話せないかと、半ばあきらめかけている。
<南部の家 リビングの小屋>
南部の家も、…
新春のお慶びを申し上げます。
旧年中はご愛顧を賜り、ありがとうございました。
本年も相変わりませず、宜しくお願い申し上げます。
今日から少しずつ始動していこうと思う。
机の前に座りたくない気分は拭えないが、仕事は待ってはくれない。
休んでいても片隅のどこかに仕事が引っかかっていて、その引き出しを開ければ待ったなしと…
歳末の出張を回り、各地で仕事納めとしながら酒席が続く。
やり残しや、失策などの悔いも残るが、皆と一緒の時間は心地よい。
年の瀬に気持ちが楽に感じられれば、まずは良しとせねばなるまい。
24日まではこのような状態が続く。
<現在進行中の仕事>
写真は事務所の我が机の前に貼ってあ…
少し余裕があった夏を後目に、秋とともに追われる毎日を過ごしている。
計画の詰めや実施設計で一杯の頭を抱え、合間を縫って出張に出る。
東北の紅葉も今が旬で、車窓から眺める山の色づきに、暫し見とれていた。
秋の日は束の間で、つぎ行く頃は冬景色へと変わっているのだろう。
<南部の家 上棟…
伊勢も遷宮が過ぎ、人の波も例年に戻りつつある。
事務所のある河崎界隈も、穏やかな秋の風情になった。
今年は夏らしい日が少なかったせいか、昨年の熱気が凄かったせいなのか、町自体も、まるでひと恋しい寂しさに包まれているかのようだ。
<茅葺きの家 全景>
いよいよ茅葺きの家が始まる。
昨年…
池に張り出して設けた濡縁が、この庭と建物を繋ぐ。
部屋からも、庭から見ても主眼となる大事なところである。
既に据えられた池中の伽藍石に濡縁の角柱を持たせ、水平に広々と、しかも軽々と見せることで庭との一体をねらった。
<池に張り出した濡縁>
和室からは滝口が望め、ここから流れる水音が静かに…
玄関、取次を経て、縁廊下に出る。
この縁廊下から和室入側にかけて下屋が雁行して連なり、その上に本体屋根が2段になって葺き巡っていく。
縁廊下正面が、外から見た丸窓となる。
<縁廊下から庭を望む>
主屋の芝庭に面して、リビングダイニングを設けた。
空間を大きく、内部空間の充実を図るた…
梅雨明けが待たれるこの頃ですが、皆さま如何お過ごしですか。
このたび、遅れておりましたHPの更新をいたしました。
写真整理を初めて任されましたが、結構難しいですね。
作品を追加させていただきましたので、宜しければご笑覧ください。
暮らし十職
<千葉W別邸>
現在、所長がブロ…