外観の出現

完成3ヶ月前。いよいよ足場が外れだしました。
設計で考えた空間を実際に目の当たりにする瞬間。
今まで随分と建ててきたつもりですが、この時ばかりはいつも緊張が走ります。

足場が建っていたときの中庭は、当時の想定よりも狭いのではないか・・・・
と実は不安を感じていました。といって、設計者がうろたえては現場の士気に拘わることもあって、口にこそ出しはしないものの心臓バクバク状態。
それでもいざ外れてみて、些か胸をなで下ろしました。

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関係者一同、やはり私同様に不安だったとみえ、口々に「いい広さだねぇ」と。

日本は街道を中心に街が形成されてきたため、西欧のような建物に囲まれた広場的な空間は少ないですね。現代建築は兎に角としても、伝統的な建築群で広場を囲むような建物は見た記憶がありません。

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建物はまだ左官の仕上げが残っているのを始め、各所仕上げの造作仕事、追い込み真っ最中といったところ。
この中庭になるところは、さび石割肌仕上げの石を敷き詰めます。
敢えてランダムな大きさの石を用い、厚さは2寸(60センチ)。
石も木もそうですが、不思議なものでその表面を見たり触ったりするだけで、見えない厚さというものを人は敏感に感じるんですね。
・・・・人間の感覚の鋭さは、時々に凄いものだと思っています・・・・。

 (前田)

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